- トップ
- 映像翻訳講座
映像翻訳講座
※以下は今期(2010年4月開講)の講座概要です。来期の講座は概要が決定し次第、発表いたします。
映画美学校の新校舎移転のため、今期(2010年4月開講)の映像翻訳講座は基礎科、演習Ⅰ科の募集を停止し、演習Ⅱ科のみの開講とさせていただきます。
受講ご希望の皆様には多大なご迷惑をおかけいたします。
開講の趣旨 “Translation for Cinema”とは何か
映像作品のデジタルコンテンツ化、インターネットを中心とした通信回線の普及・拡大に伴い、各種の映像メディアが急速な拡大を遂げています。その中で職業としての映像翻訳者の需要は高まり続けています。しかしながら、映像翻訳を “品質” の面から見た場合、需要の高まりに品質が追いつかないまま、観客、視聴者、ユーザーに届けられているケースも少なくありません。そしてもちろん、映像翻訳の質は、映像作品そのものの評価に大きく関係してきます。
映像翻訳者には、外国語や日本語の語学力だけが要求されるわけではありません。映像における表現方法、「映画言語」「映像言語」を深く理解することが求められます。ただセリフを翻訳するのではなく、「どうして作り手は、このセリフを、カメラの位置を、照明を、俳優の演技を、音響設計を、編集を選択したのか」、そういった作り手の意図を読み込みながら、「簡潔にして適切な日本語表現を発見する技量」、それが映像翻訳者には問われるのです。
映画美学校の映像翻訳講座には “Translation for
Cinema” という英名があります。この英名が当講座の理念であり目的です。“Cinema” とは単に映画や映像という意味ではなく、その “作品性” をこそ表す言葉です。映像翻訳の本来の意味とは、“映画、映像作品の Cinema =作品性を伝えることのできる翻訳” であることです。すなわち映画、映像文化を担う重要な役割が映像翻訳者には課せられているのです。
日本に字幕翻訳が生まれておよそ80年、長い年月にわたる多くの試行錯誤の結果、世界的にも最高のレベルにあるといわれる翻訳文化が生まれました。この高度な翻訳文化を受け継いで発展させること、新時代の翻訳文化の担い手を育成することを目的に、劇場公開作品、国際映画祭作品の翻訳実績のある方々を講師に迎えて、「映像翻訳講座」を開講いたします。
プロの製作現場を教室に再現
リアルタイムに翻訳を字幕化、大画面に投影
従来の翻訳講座は原稿上の添削に終始しがちで、映像と翻訳の基本的な関係を理解することは難しいものでした。字幕は映像にのせてみて初めて良し悪しがわかるものです。当講座は受講生の翻訳原稿を映像にのせてシミュレートし、学ぶことのできるカリキュラムです。
