映画美学校セレクション
The Selection of The Film School of Tokyo |
映画美学校開講10周年記念企画第1弾
●Introduction
映画美学校は、1997年にアテネ・フランセ文化センターとユーロスペースの共同プロジェクトとしてスタートし、2000年に特定非営利活動法人(NPO)となりました。開講から10年、すでに60本以上の作品が作られ国際的にも高く評価されてまいりました。
この度の特集では、映画美学校フィクション・コース、ドキュメンタリー・コース初等科・高等科の修了作品に、関連作品を加えて、2週間にわたり29作品を上映いたします。「新たな映画表現の発信地」を目指す映画美学校から生まれた多彩な作品の数々を、どうぞお楽しみ下さい。
期間:2007年6月16日(土)〜29日(金)(14日間)
会場:ユーロスペース(渋谷)
上映29作品
映画美学校初等科作品(5作品)
『怯える』1998古澤健監督
『はるのそら』1998松本知恵監督
『よろこび』1999松村浩行監督
『五尺三寸』2004別府裕美子監督
『写真をよろしく』2006 遠藤協監督
映画美学校高等科作品(8作品)
『意外と死なない』1999大九明子監督
『亀の歯』2002遠山智子監督
『お蛇ヶ池団地』2002堀内浩一監督
『風の残響』2004幸修司監督
『爆撃機の眼』2004八坂俊行監督
『女たち』2005佐藤央監督
『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』2005横浜聡子監督
『すみれ人形』2006金子雅和監督
映画美学校講師=受講生コラボレーション作品(9作品)
『大いなる幻影』1999黒沢清監督+第1期フィクション高等科生
『どこまでもいこう』1999塩田明彦監督+第1期フィクション高等科生
『夜の足跡』2001万田邦敏監督+第2期フィクション高等科生
『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』2001青山真治監督+研究科生
『My Sweet Planet』2003瀬々敬久監督+第5期フィクション高等科生
『ルック・オブ・ラブ』2005植岡喜晴監督+研究科生
『死なば諸共』2006西山洋市監督+研究科生
『西みがき』2006井川耕一郎監督+第8期フィクション高等科生
『殺しのはらわた』2006篠崎誠監督+第8期フィクション高等科生
映画美学校関連作品(7作品)
『SELF AND OTHERS』2001佐藤真監督
『害虫』2002塩田明彦監督
『アメリカ刑事』2003高橋洋監督
『独立少女紅蓮隊』2004安里麻里監督
『稀人』2004清水崇監督
『ともしび』2004吉田良子監督
『ユダ』2004瀬々敬久監督
主催:映画美学校The Film School of Tokyo
共催:アテネ・フランセ文化センター Athenee Francais Cultural Center
ユーロスペースEurospace
 |
●映画美学校セレクション日程表 連日午後9:00〜(レイトショー)
会場:ユーロスペース(渋谷)
| 日程 |
上映本数 |
作品名 |
製作年 |
監督名 |
上映時間 |
6月16日(土)
|
2作品/127分
|
よろこび |
1999 |
松村浩行 |
32分 |
| 大いなる幻影 |
1999 |
黒沢清 |
95分 |
| 6月17日(日) |
2作品/126分 |
怯える |
1998 |
古澤健 |
34分 |
| 稀人 |
2004 |
清水崇 |
92分 |
| 6月18日(月) |
3作品/123分 |
夜の足跡 |
2001 |
万田邦敏 |
38分 |
| 亀の歯 |
2002 |
遠山智子 |
35分 |
| 女たち |
2005 |
佐藤央 |
50分 |
| 6月19日(火) |
2作品/124分 |
My Sweet Planet |
2003 |
瀬々敬久 |
19分 |
| お蛇ヶ池団地 |
2002 |
堀内浩一 |
105分 |
| 6月20日(水) |
2作品/117分 |
意外と死なない |
1999 |
大九明子 |
42分 |
| どこまでもいこう |
1999 |
塩田明彦 |
75分 |
| 6月21日(木) |
2作品/130分 |
はるのそら |
1998 |
松本知恵 |
38分 |
| 害虫 |
2002 |
塩田明彦 |
92分 |
| 6月22日(金) |
2作品/119分 |
風の残響 |
2004 |
幸修司 |
59分 |
| 爆撃機の眼 |
2004 |
八坂俊行 |
60分 |
| 6月23日(土) |
3作品/118分 |
五尺三寸 |
2004 |
別府裕美子 |
36分 |
| アメリカ刑事 |
2003 |
高橋洋 |
10分 |
| 独立少女紅蓮隊 |
2004 |
安里麻里 |
72分 |
| 6月24日(日) |
1作品/113分 |
ユダ |
2004 |
瀬々敬久 |
113分 |
| 6月25日(月) |
2作品/113分 |
ちえみちゃんとこっくんぱっちょ |
2005 |
横浜聡子 |
50分 |
| すみれ人形 |
2006 |
金子雅和 |
63分 |
| 6月26日(火) |
1作品/108分 |
ルック・オブ・ラブ |
2005 |
植岡喜晴 |
108分 |
| 6月27日(水) |
2作品/100分 |
写真をよろしく |
2006 |
遠藤協 |
47分 |
| SELF AND OTHERS |
2001 |
佐藤真 |
53分 |
| 6月28日(木) |
2作品/130分 |
ともしび |
2004 |
吉田良子 |
79分 |
| すでに老いた彼女のすべてに… |
2001 |
青山真治 |
51分 |
| 6月29日(金) |
3作品/99分 |
死なば諸共 |
2006 |
西山洋市 |
18分 |
| 西みがき |
2006 |
井川耕一郎 |
51分 |
| 殺しのはらわた |
2006 |
篠崎誠 |
30分 |
※舞台挨拶なども予定しております。
6月16日(土) 松村浩行監督(『よろこび』)
6月17日(日) 古澤健監督(『怯える』) 鈴木卓爾(『怯える』/俳優) 清水崇監督(『稀人』) 宮下ともみ(俳優/『稀人』)
6月18日(月) 万田邦敏監督(『夜の足跡』)佐藤央監督(『女たち』)
6月19日(火) 瀬々敬久監督(『My Sweet Planet』) 堀内浩一監督(『お蛇ヶ池団地』)
6月20日(水) 大九明子監督(『意外と死なない』) けーすけ(『意外と死なない』/俳優) 塩田明彦監督(『どこまでもいこう』)
6月21日(木) 筒井武文(編集/『はるのそら』)塩田明彦監督(『害虫』)
6月22日(金) 幸修司監督(『風の残響』) 八坂俊行監督(『爆撃機の眼』)
6月23日(土) 別府裕美子監督(『五尺三寸』) 安里麻里監督(『独立少女紅蓮隊』) 他交渉中
6月24日(日) 瀬々敬久監督(『ユダ』)
6月25日(月) 横濱聡子監督(『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』) 金子雅和監督(『すみれ人形』)
小谷建仁(俳優/『すみれ人形』)山田キヌヲ(俳優/『すみれ人形』)松岡龍平(俳優/『すみれ人形』)
6月26日(火) 植岡喜晴監督(『ルック・オブ・ラブ』) 戸田昌宏(俳優/『ルック・オブ・ラブ』) 葉月蛍(俳優/『ルック・オブ・ラブ』)
6月27日(水) 遠藤協監督(『写真をよろしく』)佐藤真監督(『SELF AND OTHERS』=予定)
6月28日(木) 吉田良子監督(『ともしび』)他交渉中
6月29日(金) 西山洋市監督(『死なば諸共』) 井川耕一郎監督(『西みがき』) 篠崎誠監督(『殺しのはらわた』)
●上映スケジュール/作品解説
6月16日(土)午後9:00〜プログラム1(オープニング/2作品上映/合計127分)
『よろこび』(1999年/16mm/32分)
監督・脚本:松村浩行
出演:遠山智子、西山洋市、万田邦敏
エクサンプロヴァンス国際短篇映画祭/オーバーハウゼン国際短篇映画祭招待作品
新作『トーチカ』(菅田俊、藤田陽子主演)の完成が待たれる松村浩行監督の第2期フィクション・コース初等科修了作品。オーバーハウゼン国際短編映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受けた。
|
 |
 |
『大いなる幻影』(1999年/35mm/95分)
監督・脚本:黒沢清
出演:武田真治、唯野未歩子、億田明子
ヴェネツィア映画祭/トロント映画祭/フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ等招待作品
黒沢清監督が第1期フィクション・コース高等科生とのコラボレーションで撮った近未来SF映画。以後『回路』『アカルイミライ』『ココロオドル』と続いていく黒沢独特の終末論的な世界観が、色濃く反映された作品である。
|
 |
 |
6月17日(日)午後9:00〜プログラム2(2作品上映/合計126分)
『怯える』(1998年/16mm/34分)
監督・脚本:古澤健
出演:鈴木卓爾、長門かおり、太田ゆき江、高橋洋、花本ちなみ、下田温泉
クレルモンフェラン国際短篇映画祭招待作品
昨年『オトシモノ』(松竹配給、沢尻エリカ主演)でメジャーデビューした古澤健監督の第1期フィクション・コース初等科修了作品。加害者と被害者の両面を生きる若者を主人公にした、異色のサスペンス映画。
|
 |
 |
『稀人』(2004年/DV/92分)
監督:清水崇 原案・脚本:小中千昭
出演:塚本晋也、宮下ともみ、中原和宏、蜷川みほ、菅田俊
第1期フィクション・コース初等科在籍中、僅か3分間のビデオ課題で黒沢清、高橋洋ら講師陣を驚嘆させた清水崇が監督した「映画番長」シリーズの一本。大ヒット作『呪怨』『THE JUON』以後を予感させる低予算ホラー映画。
|
 |
 |
6月18日(月)午後9:00〜プログラム3(3作品上映/合計123分)
『夜の足跡』(2000年/16mm→βカム/38分)
監督:万田邦敏 脚本:大城宏之、万田邦敏
出演:境利朗、浦工典、五味麗
TOKYO FILMex2000上映作品/ARTE(ヨーロッパ・カルチャー・チャンネル)放映作品
講師と受講生のコラボレーション作品群「シネマGO ラウンド」のために万田邦敏が監督した作品。第2期フィクション・コース受講生の大城宏之が書いた脚本を、厳格なスタイルで演出した哀しみと希望の人間ドラマ。
|
 |
 |
『亀の歯』(2002年/16mm/35分)
監督・脚本:遠山智子
出演:藤間宇宙、道又奏絵、上村久美、橋本彰子、松村浩行
第2期フィクション・コース初等科修了作品『集い』を監督し、特異な映像世界を生み出した遠山智子監督が、同高等科の準スカラシップ作品として岩手県の山間地を舞台に撮影を行った藤間宇宙主演の意欲作。
|
 |
 |
『女たち』(2005年/DV/50分)
監督・脚本:佐藤央
出演:佐古真由美、篠田剛、野口満里子、岡山進一、浅野麻衣子
担当講師の万田邦敏が脚本を高く評価した、佐藤央監督の第6期フィクション・コース高等科修了作品。適格な演出と澄んだ映像が格調高い。その後、佐藤は、『夢十夜海賊版』の一編を芦澤明子(『LOFT』等撮影)のキャメラで監督。
|
 |
 |
6月19日(火)午後9:00〜プログラム4(2作品上映/合計124分)
『My Sweet Planet』(2003年/16mm/18分)
監督:瀬々敬久 脚本:齋藤有希、瀬々敬久
出演:佐々木ユメカ、伊藤猛、川瀬陽太
第5期フィクション・コース高等科の受講生と講師のコラボレーションにより制作された作品。受講生の斎藤有希の脚本を瀬々敬久監督が加筆し、演出。キャバ嬢、放火魔、スパイ、宇宙人らが織り成すSFピンク。
|
 |
 |
『お蛇ヶ池団地』(2002年/DV/105分)
監督・脚本:堀内浩一
出演:堤匡孝、小柳ふよう、土持仁那、伊藤猛
第3期フィクション・コース高等科の修了製作として作られた作品。世間から取り残されたように佇むお蛇ヶ池団地。そこで暮らす奇妙な人々と製薬会社のセールスマンとの無気味だが物悲しい人間潭。
|
 |
 |
6月20日(水)午後9:00〜プログラム5(2作品上映/合計117分)
『意外と死なない』(1999年/16mm/42分)
監督・脚本:大九明子
出演:億田明子、けーすけ、愛染恭子
『恋するマドリ』が間もなく公開される大九明子監督が、第1期フィクション・コース高等科の実習作品として監督、主演した作品。大九=億田のユーモアが溢れる作品となっている。古澤健、安里麻里らがスタッフで参加。
|
 |
 |
『どこまでもいこう』(1999年/35mm/75分)
監督・脚本:塩田明彦
出演:鈴木雄作、水野真吾、芳賀優里亜、鈴木優也、中村久美
ロカルノ映画祭/ロッテルダム映画祭/ナント三大陸映画祭(審査員特別賞受賞)等招待作品
塩田明彦監督と第1期フィクション・コース高等科生とのコラボレーション作品。郊外の団地で暮らす小学生たちの日々が、ひとりの少年の心の成長の物語として、繊細かつ大胆に描かれる。平成十二年文化庁優秀映画大賞受賞作。
|
 |
 |
6月21日(木)午後9:00〜プログラム6(2作品上映/合計119分)
『はるのそら』(1998年/16mm/38分)
監督・脚本:松本知恵
出演:水高ニキ、鹿角優邦、川崎桜、平岡育子、億田明子
黒沢清監督『回路』『LOFT』などの美術として活躍する松本知恵が、第1期フィクション・コース初等科修了作品として監督。その後の彼女の活躍を予感させる美的センスが随所に見られる。清水崇が撮影スタッフとして参加。
|
 |
 |
『害虫』(2002年/35mm/92分)
監督:塩田明彦 脚本:清野弥生
出演:宮崎あおい、蒼井優、田辺誠一、伊勢谷裕介
ヴェネツィア映画祭「現代の映画部門」招待作品
第1期フィクション・コースに在籍していた清野弥生が高等科で書いたシナリオ(年間最優秀シナリオ賞受賞)を、担当講師だった塩田明彦が監督。宮崎あおい、蒼井優らの瑞々しい演技を引き出した塩田の演出力に注目。
|
 |
 |
6月22日(金)午後9:00〜プログラム7(2作品上映/合計119分)
『風の残響』(2004年/DV/59分)
監督・脚本:幸修司
出演:嶋崎徹、前田綾花、本仮屋ユイカ、大杉漣
第4期フィクション・コース高等科の修了製作として作られた作品。とある山間地を舞台にした、喪失と再生のドラマ。ブレイク直前の本仮屋ユイカや、名優大杉漣なども出演。2005年にはアップリンクで一般公開された。
|
 |
 |
『爆撃機の眼』(2004年/DV/60分)
監督・脚本:八坂俊行
出演:河井青葉、山岸彩子、戸田昌宏、佐野和宏、蛍雪次朗
第5期フィクション・コース高等科の修了制作として作られた作品。担当講師、瀬々敬久が「映画美学校史上最高」と激賞した、屈折と過激なフェティシズムに彩られたサスペンス。2005年にアップリンクで一般公開。
|
 |
 |
6月23日(土)午後9:00〜プログラム8(3作品上映/合計118分)
『五尺三寸』(2004年/16mm /36分)
監督・脚本:別府裕美子
出演:佐久間駿、石原圭人、川上将平
ぐんま学生ショートフィルムコンクールグランプリ受賞作品
第7期フィクション・コース初等科の修了制作として作られた作品。同じ小学生たちを主人公にした『どこまでもいこう』(塩田明彦監督)にも比肩するともいわれた快作。撮影技術のレベルの高さも特筆される。
|
 |
 |
『アメリカ刑事』(2003年/DV/10分)
監督:高橋洋 企画:篠崎誠
出演:浦井崇、安里麻里、億田明子
『リング』シリーズの脚本家として知られる高橋洋監督が、映画美学校修了生と撮った「刑事まつり」シリーズの一篇。10分の短編でありながら、高橋のアクション・シーンの見事な演出が堪能できる作品である。
|
 |
 |
『独立少女紅蓮隊』(2004年/DV/72分)
監督:安里麻里 脚本:南川要一
出演:東海林愛美、立花彩野、太田千晶、宮下ともみ、R-NA、津田寛治
第1期フィクション・コース初等科の3分間ビデオ課題以来、本格派のアクション映画作家として将来を期待されている安里麻里監督。「映画番長」シリーズの一本である本作にも、アクションに対する彼女の強い思いが感じられる。
|
 |
 |
6月24日(日)午後9:00〜プログラム9(1作品上映/合計113分)
『ユダ』(2004年/DV/113分)
監督:瀬々敬久 脚本:瀬々敬久、佐藤有記
出演:岡元夕紀子、光石研、本多一麻、三浦誠己
佐藤有記が第3期フィクション・コース高等科在籍中に書いた脚本を、担当講師であった瀬々敬久監督が「映画番長」シリーズで映画化。佐藤が脚本家として活躍する起点となった作品。「映画芸術」誌2004年度ベストテン第1位。
|
 |
 |
6月25日(月)午後9:00〜プログラム10(2作品上映/合計113分)
『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』
(2005年/DV/50分)
監督・脚本:横浜聡子
出演:鈴木由美子、森下法雄、工藤麻奈美
みちのく国際ミステリー映画祭/フランクフルト・ニッポン・コネクション等招待作品
最新作『ジャーマン+雨』の公開を控える横浜聡子監督が、第6期フィクション・コース高等科修了製作として監督。青森を舞台に、若い歯科技工士の女性をめぐる人間模様。第2回CO2オープンコンペ部門最優秀賞作。
|
 |
 |
『すみれ人形』(2006年/DV/63分)
脚本・監督:金子雅和
出演:小谷建仁、山田キヌヲ、松岡龍平、遠藤祐美、綾野剛
第7期フィクション・コース高等科の修了製作として作られた作品。映画制作経験豊富な金子雅和監督が、自らの世界を高い次元の技量で提示した、映像美溢れる残虐の絵巻。ひろしま映像展2007で撮影賞を受賞している。
|
 |
 |
6月26日(火)午後9:00〜プログラム11(1作品上映/合計108分)
『ルック・オブ・ラブ』(2005年/8mm→DV/108分)
監督・脚本:植岡喜晴
出演:戸田昌宏、葉月蛍、温水洋一
香港映画祭/全州映画祭/フランクフルト・ニッポン・コネクション招待作品
伝説の8mm映画『夢で逢いましょう』や、つみきみほ主演『精霊のささやき』の植岡喜晴監督が、研究科生と8mmキャメラで撮った長編。エロスと暴力と幻想が交錯する一夜を、個性派俳優陣の持ち味を存分に発揮させて描いた快作。
|
 |
 |
6月27日(水)午後9:00〜プログラム12(ドキュメンタリー・プログラム/2作品上映/合計100分)
『写真をよろしく』(2006年/DV/47分)
監督:遠藤協
思い出の写真を捨てはじめた祖母へのインタビューから始まるこの作品は、やがて普遍的な写真論の領域へ踏み込んでいく。その模索のプロセスが記録されたドキュメンタリー・コース第7期初等科修了作品。CO2奨励賞受賞作。
|
 |
 |
『SELF AND OTHERS』(2001年/16mm/53分)
監督:佐藤真 撮影:たむらまさき
リュサス・ドキュメンタリー映画祭/山形国際ドキュメンタリー映画祭招待作品
夭折した写真家牛腸茂雄の足跡を、残された写真・手紙・音声からたどる。ドキュメンタリー・コース主任講師である佐藤真監督は、この「不在」を記録する試みを『阿賀の記憶』『エドワード・サイード Out of Place』でも続けていく。
|
 |
 |
6月28日(木)午後9:00〜プログラム13(2作品上映/合計130分)
『ともしび』(2004年/DV/79分)
監督・脚本:吉田良子
出演:河井青葉、遠藤雅、蒼井そら
第3期フィクション・コースに在籍していた吉田良子監督が、「映画番長」シリーズの1本として、高等科在学中に執筆した脚本を自ら演出した長編。あるマンションを舞台に描かれる一人の女性の屈折した愛の物語。
|
 |
 |
『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』(2001年/DV/51分)
監督:青山真治 撮影:たむらまさき
出演:万田邦敏、西山洋市、億田明子
「第16回国民文化祭・ぐんま2001inたかさき」のシンポジウム「21世紀と映画表現の可能性」のために、青山真治監督が研究科生とのコラボレーションで製作。青山の映画と文学を越境するラジカルな思考は、激しい議論を呼んだ。
|
 |
 |
6月29日(金)午後9:00〜プログラム14(クロージング/3作品上映/合計99分)
『死なば諸共』(2006年/DV/18分)
監督:西山洋市 原作:井原西鶴
出演:岡部尚、西山朱子、石井愛夏、高橋美帆、山内麻莉
西山洋市監督が、研究科の受講生や修了生たちと作った自主製作作品。井原西鶴原作の「時代劇」を「現代」の風景の中で撮るというアプローチは、短編ながら自主製作フィクション映画の新たな可能性を提示している。
|
 |
 |
『西みがき』(2006年/DV/53分)
監督・脚本:井川耕一郎
出演:本間幸子、粕谷美枝、西口浩一郎、中村聡、前田怜子
第8期フィクション・コース高等科で講師と受講生のコラボレーションとして制作された作品。すべての登場人物を映画美学校生が演じて撮られた本作は、失踪した男を追想する二人の女の、滑稽で悲しいドラマとなっている。
|
 |
 |
『殺しのはらわた MASTERS OF KILLER』(2006年/DV/30分)
監督・脚本:篠崎誠
出演:嶋田久作、唐橋充、藤田陽子、黒沢清、万田邦敏、高橋洋、長宗我部陽子
第8期フィクション・コース高等科で講師と受講生のコラボレーションとして制作された作品。篠崎のアクション映画に対する思いが、30分という時間の中に凝縮され、圧倒的なテンションが全編に持続する痛快作。
|
 |
 |
期間:2007年6月16日(土)〜29日(金)(14日間)
会場:ユーロスペース(渋谷)
渋谷区円山町1-5(渋谷・文化村前交差点左折)
電話番号 03-3461-0211
http://www.eurospace.co.jp/
1回券 前売800円/当日1000円
3回券 前売り1800円/当日2400円
チケットぴあにて取り扱い Pコード:477-730
|