映画美学校映画祭2010

※「映画美学校映画祭2010」は終了いたしました。

2010年9月4日(土)・9月5日(日)(2日間)
会場:映画美学校


映画美学校修了生の自主制作映画から講師と受講生とのコラボレーション作品まで全24作品を一挙上映。

最大の批評とはすなわち実践である
篠崎誠(映画監督)

いつか誰もが驚くような完璧な脚本を書きあげることが出来たら、その時こそ映画を作ろう! そう思っている限り、あなたは一生、映画監督にはなれない。そもそも職業的な映画監督を育成するのではなく、最強のシンディペンデント映画作家を生みだすことこそがこの映画美学校の矜持であり、そこに共鳴してこの学校を選んだあなた方ならば、ためらうことはない。まずはカメラを手に街に出よう(別に家に籠って撮っても構わないが)。

勝新太郎は、芸事には3つの段階があると言った。まねる。まねぶ。まなぶ。まずは自分の好きなものを真似るところから始まり、それを咀嚼し、やがてそこから離れて自分のなりのやり方を見つける。だから最初は真似で良い。でも本当は、単に語り口を上っ面だけ真似るのではなく(それはそれで楽しいのだが)、創り手が「このようにしか表現せざるをえなかった」その根幹のパッションこそを真似れば良い。その強さ、本気さこそが人を撃つ。

とにかく創ること。そして見せること。頭の中でアイデアをこねくりまわしているうちに疲弊し、結局何も創らないより、とにかくカメラとマイクで何かを拵えて、人からケナされたり、酒の肴にされたりする方がずっとマシだ。他人への批評は簡単だ。自分が安全なところに身を置いて、過去の巨匠や現在も活躍する先鋭的な映画作家たちの映画と比較して友人たちの映画をケナしてばかりの頭でっかちになるな。最大の批評とはすなわち実践である。絶好の機会が目の前にある。観ることと創ること。創ることと観ることが、そのまま野蛮に交わる場に身を躍らせよう!



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