映画美学校映画祭

2010年9月4日(土)・9月5日(日)(2日間)
会場:映画美学校

映画美学校修了生の自主制作映画から講師と受講生とのコラボレーション作品まで全24作品を一挙上映。

最大の批評とはすなわち実践である
篠崎誠(映画監督)

いつか誰もが驚くような完璧な脚本を書きあげることが出来たら、その時こそ映画を作ろう! そう思っている限り、あなたは一生、映画監督にはなれない。そもそも職業的な映画監督を育成するのではなく、最強のシンディペンデント映画作家を生みだすことこそがこの映画美学校の矜持であり、そこに共鳴してこの学校を選んだあなた方ならば、ためらうことはない。まずはカメラを手に街に出よう(別に家に籠って撮っても構わないが)。

勝新太郎は、芸事には3つの段階があると言った。まねる。まねぶ。まなぶ。まずは自分の好きなものを真似るところから始まり、それを咀嚼し、やがてそこから離れて自分のなりのやり方を見つける。だから最初は真似で良い。でも本当は、単に語り口を上っ面だけ真似るのではなく(それはそれで楽しいのだが)、創り手が「このようにしか表現せざるをえなかった」その根幹のパッションこそを真似れば良い。その強さ、本気さこそが人を撃つ。

とにかく創ること。そして見せること。頭の中でアイデアをこねくりまわしているうちに疲弊し、結局何も創らないより、とにかくカメラとマイクで何かを拵えて、人からケナされたり、酒の肴にされたりする方がずっとマシだ。他人への批評は簡単だ。自分が安全なところに身を置いて、過去の巨匠や現在も活躍する先鋭的な映画作家たちの映画と比較して友人たちの映画をケナしてばかりの頭でっかちになるな。最大の批評とはすなわち実践である。絶好の機会が目の前にある。観ることと創ること。創ることと観ることが、そのまま野蛮に交わる場に身を躍らせよう!


上映スケジュール(各上映作品の詳細はこちらをご覧ください)

9月4日(土)
14:00-
「結晶作用・ダイアモンドの出来るまで」(25分)監督:金子一石
「私が男子に求めることはたった1つ!」(40分)監督:勝又健
15:30-
「青二才」(10分)監督:居原田眞美
「ワンダーランドでチャレンジだ!ー小さなヒーローたちの物語ー」(40分)監督:舘野素子
16:40-
「銀天街にて~変わるもの変わらないもの~」(40分)監督:大原真介 谷島薫子
17:40-
「何を見ても誰かを殺したくなる」(18分)監督:真鍋厚
「BMG」(22分)監督:松浦博直
18:40-
「Sprechchor(シュプレヒコール)」(40分)監督:多久間知宏
19:40-
「演出実習2010」(50分)※全6作品

9月5日(日)
13:00-
「帰省(仮)」(20分)監督:2009年度研究科西山ゼミ
13:40-
「前事不忘 後事之師~731部隊元少年隊員の証言」(59分)監督:山岡央
15:10-
「愛の生活」(27分)監督:鈴木宏
「それぞれの事情 偶然の事情」(20分)監督:大城亜寿馬
「犬小屋が出来てから壊されるまで」(27分)監督:大城亜寿馬
「time」(27分)監督:大城亜寿馬
「addict」(27分)監督:大城亜寿馬
16:50-
「ニジェール暮らし(改訂版)」(70分)監督:守舞子
18:20-
「forgive」(29分)監督:川村清人
19:20-
「先生を流産させる会(β版)」(90分予定)監督:内藤瑛亮

参加費(入れ替えなし)
前売=500円(映画美学校事務局で販売)
当日=600円
※2009年度映画美学校受講生は無料となります。入場時に映画美学校受講証を提示して下さい。

「映画美学校映画祭2010」の開催にあたって

映画美学校は、インディペンデントな映画制作をサポートする実験工房として1997年にスタートいたしました。そのサポート体制の一環として2002年より毎年夏に「映画美学校映画祭」を開催いたしております。
この映画祭では初等科・高等科を問わず、映画美学校各科修了生が監督した作品は、すべて上映いたします。事前の審査は行いません。応募の条件は「公開に値する」と作り手本人が判断した作品であることです。
今年度は24本の長短編作品が集まりました。そのすべてが力作であることは保証いたします。基本的に、上映時には監督が立ち会いますので、ひとりでも多くの皆様のご来場とご感想をお待ちしています。

特定非営利活動法人(NPO)映画美学校


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