- トップ
- ドキュメンタリー・コース
- ドキュメンタリー・コース講師紹介
ドキュメンタリー・コース講師紹介

飯塚俊男
1947年生まれ。大学在学中から小川プロダクションに参加。『三里塚・第二砦の人々』(71)などの製作を担当。『ニッポン国古屋敷村』(82)『1000年刻みの日時計ー牧野村物語』(86)では助監督を務める。91年には小川プロ作品『映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭’89』を初監督。93年には独立後の最初の監督作品『小さな羽音-チョウセンアカシジミ蝶の舞う里』を発表し、高く評価される。94年より「縄文映画シリーズ」の制作を開始。他の監督作に、『縄文うるしの世界ー青森三内丸山遺跡’98』(99)『菅江真澄の旅』(03)『稲と環境』(04)『映画の都 ふたたび』(07)など。昨年、09年度ドキュメンタリー・コース高等科生と、埼玉県深谷市を舞台に『街のひかり 深谷シネマ物語』を制作した。
伊勢真一
1949生まれ。大学卒業後、大工など、いくつかの職業を経験した後、映像の世界に入る。90年代初めよりドキュメンタリー作家として、映画とテレビの両分野にわたり精力的な創作活動を展開。主な作品として、毎日映画コンクール記録映画賞グランプリを受賞した『奈緒ちゃん』(95)『ルーペ』(96)『見えない学校』(98)『えんとこ』(99)などがある。また、内藤雅行制作・撮影の『ドキュメンタリーごっこ』(00)では構成・編集を担当した。その他に『ぴぐれっと』(02)『風のかたち』(04)『朋あり~太鼓奏者 林英哲』(04)『ありがとう』(06)などがある。また、プロデュース作品として澄川嘉彦監督『タイマグラばあちゃん』(04)、多田亜佐美監督『ボクラの島を忘れない』(05)、東志津監督(映画美学校ドキュメンタリー・コース修了生)『花の夢ーある中国残留婦人ー』(07)などがある。
大津幸四郎
1934年生まれ。58年に岩波映画製作所に入社。黒木和雄作品の助監督を経験したのち撮影を手がけるようになる。63年同社を退社、フリーのキャメラマンとなり、小川紳介監督『圧殺の森』(67)で本格的な活動を開始。以後ドキュメンタリー映画の撮影を中心に活躍。代表作として小川紳介監督『日本解放戦線・三里塚の夏』(68)、土本典昭監督『水俣─患者さんとその世界』(71)『不知火海』(75)『医学としての水俣病(三部作)』(75)、セミョーン・D・アラノヴィッチ、大塚汎共同監督『アイランズ/島々』(93)がある。黒木和雄監督『泪橋』(83)など劇映画の撮影も担当。最近はジャン・ユンカーマン監督『チョムスキー 9.11』(02)、熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』(05)、佐藤真監督『エドワード・サイード Out of Place』(05)など。監督作として『大野一雄 ひとりごとのように』(05)。
菊池信之
1945年生まれ。69年より小川プロダクションに所属。土本典昭監督『パルチザン前史』でスタッフとなり、制作助手などを経験したのち82年より録音担当となる。代表作としては、小川紳介監督『ニッポン国古屋敷村』(82)『1000年刻みの日時計ー牧野村物語』(86)、佐藤真監督『阿賀に生きる』(92)など。ドキュメンタリーと並行して劇映画の仕事も多く、ダニエル・シュミット監督『書かれた顔』(96)、ジャン=ピエール・リモザン監督『TOKYO EYES』(97)など合作映画にも積極的にかかわっている。最近作は、諏訪敦彦監督『M/other』(99)、 黒沢清監督『大いなる幻影』(99)、青山真治監督『EUREKA (ユリイカ)』(00)『月の砂漠』(01)『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(05)『サッド・ヴァケイション』(07)、佐藤真監督『阿賀の記憶』(04)、稲川方人監督『たった8秒のこの世に、花を』(04)、加藤治代監督(映画美学校研究科修了生)『チーズとうじ虫』(05)、甲斐田祐輔監督『砂の影』(08)、フォン・イェン監督『長江にいきる 秉愛の物語』(07) など。
是枝裕和
1962年生まれ。大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主なテレビ作品に『しかし~福祉切り捨ての時代に~』(91)『もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~』(91)『彼のいない八月が』(94)『記憶が失われた時』(95)など。95年、初監督した劇場用映画『幻の光』 が第52回ヴェネツィア映画祭で「金のオゼッラ賞」を受賞。自ら脚本・編集も手掛けた『ワンダフルライフ』では、98年ナント三大陸映画祭でグランプリを受賞。アメリカでも一般公開され好評を博した。さらに『DISTANCE』(01)に続く『誰も知らない』(04)は2004年カンヌ映画祭コンペティション部門に正式招待(主演男優賞受賞)。2005年には久々のドキュメンタリーとしてフジテレビNONFIX「憲法」シリーズ『忘却』を手掛ける。最新作は 劇映画『空気人形』(09)。著書に「官僚はなぜ死を選んだのか」(日経ビジネス人文庫)、「小説ワンダフルライフ」(早川書房)がある。
塩﨑登史子
1962年生まれ、武蔵野美術短期大学卒業後、番組制作会社に勤務。アジアに魅せられソウルオリンピックを機に約二年間、韓国語を学びながらイム・ゴンテク監督の劇映画や韓国のTVドキュメンタリー制作に携わる。92~96年まで国際文化交換協会の奨学金を得て、英国国立映画テレビジョン学校でイギリス人スタッフと16ミリドキュメンタリーを制作。ロンドンのインド移民を追った『Captain Singh』、アーティスト栗田宏一氏を通して土の美しさを追求し、シカゴ国際映画祭学生ドキュメンタリー優秀賞を受賞した『土の記憶』(97)などを演出。現在、フリーランスでドキュメンタリー制作を行いつつ、近年劇場公開した様々なドキュメンタリー映画にも関わっている。
諏訪敦彦
1960年生まれ。長崎俊一監督『九月の冗談クラブバンド』(82)、石井聰互監督『半分人間/アインシュルテュルツェンデ・ノイバウテン』(86)、山本政志監督『ロビンソンの庭』(89)等の助監督をつとめる一方、90年『報道スペシャル ニュースが地球を駆け巡る』(テレビ東京)の共同演出をきっかけにTVドキュメンタリーの演出を手掛ける。その後もNHK-ETV特集『安部公房が捜し当てた時代』(94)などTV作品の演出を担当。97年には『2/デュオ』で劇場用映画の監督としてデビュー。脚本なしの即興演出による俳優たちの演技と映像にみなぎる緊張感が大きな話題となる。次作『M/other』では、99年度カンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞。2003年には『H story』(第54回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式招待)が公開された。2007年には『不完全なふたり』(第58回ロカルノ国際映画審査員特別賞・国際芸術映画評論連盟賞受賞)が公開される。最新作は『ユキとニナ』(09) 。
代島治彦
1958年生まれ。博報堂に勤務した後、雑誌編集者、放送作家、広告プランナー等を経て、記録映画『老人と海』の上映を手掛ける。92年、オムニバスの劇映画『パイナップ・ツアーズ』(真喜屋力/中江裕司/當間早志監督)の製作と配給を担当。93年、山形国際ドキュメンタリー映画祭特別イベント「世界先住民映画祭」をプロデュース。翌94年には映画館「BOX東中野」を立ち上げ、03年3月まで代表として精力的な企画上映活動を展開した。現在、スコブル工房代表。プロデュース作品としては、佐藤真監督『写真で読む東京』(96/NHK・ETV特集)など。TVディレクターとしては、ギャラクシー奨励賞受を受けた『戦争へのまなざし~映画作家・黒木和雄の世界~』(06/NHK・ETV特集)など多数。2006年から国内のアウトサイダー・アーティスト16人の記録映像を撮り続け、08年4月『日本のアウトサイダーアート1~5』5枚組DVDとして発表した。6月には、2008年度ドキュメンタリー・コース高等科生とのコラボレーション作品『まなざしの旅』が公開される。
たむらまさき
1939年生まれ。68年に小川紳介監督『日本解放戦線・三里塚』でキャメラマンとしてデビュー。小川プロ作品9本の他、柳町光男監督『さらば愛しき大地』(82)、相米慎二監督『ションベン・ライダー』(83)、高嶺剛監督『ウンタマギルー』(89)などで活躍。95年から若い監督を積極的にサポート。青山真治監督『Helpless』、豊島圭介監督『明るい場所』、諏訪敦彦監督『2/デュオ』、河瀬直美監督『萌の朱雀』と話題作を手掛けた。97年には『蛇の道』『蜘蛛の瞳』で黒沢清監督作品に参加。最近作としては、荻生田宏治監督の『楽園』(98)、青山真治監督『EUREKA(ユリイカ)』(00)『月の砂漠』(01)『あじまぁのウタ』(03)『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(05)『サッド・ヴァケイション』(07)、甲斐田祐輔監督『砂の影』(08)、佐藤真監督『SELF AND OTHERS』(01)など。
筒井武文
1957年生まれ。大学卒業後、伊勢真一、渡辺哲也監督らの記録映画、教育映画、科学映画などの助監督をつとめる。編集者としては、『アクアの肖像ー横濱水道物語』や黒木和雄監督『四国・夢街道』(70ミリ立体映画)などの記録映画や、『新世界紀行』などTBS、NHK、テレビ東京のニュース、ドキュメンタリー番組を担当。演出作品は『シネマ100スペシャル・フランス篇』などがある。劇映画作品として、長編第一作『レディメイド』(82)『ゆめこの大冒険』(86)『オーバードライヴ』(04)『孤独な惑星』(10)など。『学習図鑑』(87)では演劇のドキュメントをいかに虚構化するかという試みを行った。最新作は、2009年に行われたクラシック音楽祭のドキュメンタリー映画『バッハの肖像』(10)。
内藤雅行
1948年生まれ。円谷プロを経て、キャメラマンの瀬川順一に師事、多くの作品に参加。松川八洲雄監督『円空』(77)で独立。テレビでも牛山純一プロデュースのもと、多くのドキュメンタリー作品を手掛ける。また、アイマックスなどの大型映像にも積極的に取り組む。2000年、37年前に自ら撮影した8ミリ・フィルムを素材に、再構成したプライベート・ドキュメンタリー映画『ドキュメンタリーごっこ』と、少年時代に主演した実写版TV映画『鉄人28号』(60)が共に劇場公開された。現在、演劇と映画の融合「演劇映画」を実践している。
森達也
1956年生まれ。自主製作映画や演劇活動を経て、89年、番組制作会社に入社する。97年、オウム真理教に迫ったドキュメンタリー『A』を発表し、注目を集める。2002年には、その後のオウム真理教(アレフと改称)と地域住民との関係を描いた『A2』(山形国際ドキュメンタリー映画祭特別賞受賞)を発表。その間、テレビ番組で『職業欄はエスパー』(93)『放送禁止歌~唄っているのは誰? 規制するのは誰?』(99)『1999年よだかの星』(99)などのドキュメンタリーを演出する。それらの取材を基にした「職業欄はエスパー」(角川文庫)、「A」(角川書店)、「放送禁止歌」(光文社知恵の森文庫)をはじめ、「ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー」(角川書店)、「下山事件(シモヤマ・ケース)」(新潮社)、「池袋シネマ青春譜」(柏書房)、「世界が完全に思考停止する前に」(角川書店)、「戦争の世紀を超えて」(姜尚中と共著、講談社)、「ドキュメンタリーは嘘をつく」(草思社)、「悪役レスラーは笑う」(岩波新書)、「日本国憲法」(太田出版)、「東京番外地」(新潮社)、「世界を信じるためのメソッド」(理論社)、「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」(ちくま文庫)、「死刑」(朝日出版社)など多くの著作がある。
工藤充
1924年生まれ。46年、文部省に入省。社会教育局教育課に勤務し、のちに視聴覚教育課に移り、社会教育映画の製作に携わる。56年、岩波映画製作所に転じ、羽仁進監督『教室の子供たち』(55)『絵を描く子供たち』(56)、 羽田澄子監督『古代の美』(58)などを製作。58年からフリーに。70年には大阪万国博覧会のせんい館のプロデュースを勤めた。81年に自由工房を設立し、妻である羽田澄子監督の『薄墨の桜』(76)『安心して老いるために』(90)『歌舞伎役 片岡仁左衛門』(92~94)『住民が選択した福祉』(97)『山中常盤』(04)『あの鷹巣町のその後』(05)『終わりよければすべてよし』(06)『嗚呼 満蒙開拓団』(08)などのプロデュースをしている。
鈴木一誌
1950年生まれ。大学在学中よりグラフィックデザイナー杉浦康平の事務所で働き、そのまま十二年在籍する。85年に独立。ブックデザインを中心に現在に至る。主な仕事に「クロニック世界全史」(講談社)、「戦後50年」(毎日新聞社)、「JAPAN ALMANAC」(朝日新聞社)、「大辞泉」(小学館)など。平成10年度講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。映画関係のデザイン書籍としては「加藤泰 作品集」(大和書房)、「鈴木清順 全映画」(立風書房)、「映画監督 中川信夫」(リブロポート)、「映画を穫る 小川紳介」(筑摩書房)などがある。なお、デザイナーの仕事と併行して映画批評も執筆。「愛の映像、愛の退場」は81年のダゲレオ出版評論賞の優秀作と なった。著書に「画面の誕生」(みすず書房)「ページと力」(青土社)、「映画の呼吸 澤井信一郎の監督作法」(ワイズ出版/澤井信一郎と共著)など。
港千尋
1960年生まれ。多摩美術大学助教授。大学在学中にガセイ奨学金(アルゼンチン)を受け南米各地に滞在。85年よりパリを拠点として写真家、批評家として活動。98年、東京のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で行われた「移動する聖地」展に森田裕之とのコラボレーション《記憶の庭》を出品。同年末にはパリで写真展を行った。写真集に「波と耳飾り」(新潮社)、「明日、広場でーヨーロッパ1989-1994」など。著書に「群衆論」(リブロポート)、「考える皮膚」(青土社)、「注視者の日記」(みすず書房)、「記憶ー「創造」と「想起」の力」、(講談社選書 メティエ/サントリー学芸賞受賞)、「写真という出来事ークロニクル1988-1994」(河出書房新社)、「映像論ー《光の世紀》から《記憶の世紀》へ」、(NHKブックス)、「自然まだ見ぬ記憶へ」(NTT出版)、「瞬間の山」(インスクリプト/以文社)、「群衆論」(筑摩書房)、「影絵の戦いー9・11以降のイメージ空間」(岩波書店)など。監督作品としてドキュメンタリー『チェンバレンの厨子甕』(06)がある。


