2010年度ドキュメンタリー・コース初等科修了生の皆様からのコメント

2011年8月27日、フィクション・ドキュメンタリー両コースの修了式が行われました。
以下はその際に採録した、2010年度ドキュメンタリー・コース初等科修了生の皆様からのコメントです。

「ドキュメンタリーは時として、自分ひとりで作ろうと思えば作れてしまいますよね。でもここでは、初めて出会う人たちと、すったもんだしながら無我夢中で課題に食らいついていく日々なわけです。コイツと組んでこういうものを作るんだ、という覚悟。それが大きな収穫だったと思います」

「他の科では今こういうことをやっていて、こういう人を募集しています、といった情報が、事務局を通して頻繁に入ってきたのが良かったですね」

「カリキュラム前半のスケジュールが、とても過密なんです。ばたばたばたっ!と過ぎてしまった感じで、果たして今後大丈夫なんだろうか……なんていう不安がよぎったりもしましたけど、でも今思うと、あれがあったから、よりハードな修了制作を乗り切れたのかもしれません」

「普段は主婦をしているのですが、ここに来なかったら、若い人たちのセンスや考え方に触れる機会はまったくなかったと思うんですね。はじめは、意思の疎通に戸惑ったりもしたけど、でもちゃんと向き合っていくと、その人の育ってきた時代背景が見え隠れしたりもする。映画のことに限らず、人を知る、ということについても非常に勉強になりました。

「私は、ひとりで全部できるようになりたくて、この学校に入ってきたんですけど。でも、私以外の視点が入ることで、映画はこんなふうに面白くなっていくんだということを知りました」

「自分は長年、テレビのドキュメンタリー番組を作ってきて、テレビから映画へのギアチェンジを図りたいという思いもあったんですが。でもこの1年間で、ものをつくるには、ここに立ち戻らないと何も始まらないのだ、という根本を思い知りました。一切ごまかしがきかない。嘘がつけない。手を抜いたら、即座に画面に出てしまう。まだまだ修行が足りないな、というのが今の正直な実感です」

「自分の中の、いろんな窓を開けてもらったような気がします。自分でも、そこに窓があったことすら知らなかったような窓が、次々と開かれていくような1年でした」

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採録:映画美学校事務局